ニュース
パチンコホールの倒産、過去10年で最多 「スマスロは期待外れ」の声も:第3次淘汰時代に突入か(1/2 ページ)
東京商工リサーチの調査によると、2022年のパチンコホールの倒産は39件となり、過去10年間で最多を記録した。2010年の39件以来、12年ぶりの高水準だ。
パチンコホールは大淘汰時代に突入か――東京商工リサーチの調査によると、2022年のパチンコホールの倒産は39件となり、過去10年間で最多を記録した。2010年の39件以来、12年ぶりの高水準となった。
20年以降、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国のパチンコホールが休業を余儀なくされた。また、22年1月末には5号機が完全撤去。射幸性の低い6号機の稼働率低迷や遊技台の入れ替え負担などで、小・零細規模のホールの体力が低下していったことも要因だという。
22年11月に、メダルなどが電子化された次世代機「スマートパチスロ(スマスロ)」が導入された。現行の規格より射幸性が高く、同業界が業況回復の“起爆剤”として大きな期待を寄せ、多くのホールが高額な遊技台やユニット、サーバーへの投資を実施した。しかし、同社の調査によれば、「年末年始の書き入れ時には売り上げが増加したものの、期待したほどの効果はなかった」との声が多く聞かれたという。
関連記事
- 脱げない靴下をつくりたい――と考案した「はかないくつした」が話題 逆転の発想はどう生まれたのか
「靴下のかかとが脱げやすいなら、いっそなくせばいいのでは?」――そんな思い付きから生まれたのが、ナイガイ(東京都港区)の「はかないくつした SUASiC(スアシック)」(1足880円)だ。 - オートミールを茶碗によそって箸で食べる!? 日本市場を狙うケロッグの意外すぎる作戦
日本ケロッグは9月15日、「粒感しっかり オートミールごはん」を発売した。同社の執行役員でマーケティング本部長の山田実さんによれば、日本のオートミール市場規模はこの4年で約10倍以上に急成長しており、2021年は623億4000万円にのぼるという。この急拡大は、オートミールならではの食べ方「米化」が要因だ。 - 「セカンド冷凍庫」が一躍人気になっている“なるほど”な理由 シャープに聞いた
「セカンド冷凍庫」が注目を集めている。家にもう1台冷凍庫を置くというと、部屋が手狭になるなどマイナスな印象を受けるかもしれないが、直近2年間で国内出荷台数は2倍近くに急増。人気の背景には、食品買いだめやコストコなど大容量商品の人気上昇のほかにも、追い風があるようだ。詳しい理由をシャープに聞いた。 - もはやオシャレ家電? 人気の「セカンド冷凍庫」しのぎ削るメーカー、焦点は2つ
食品買いだめやコストコなど大容量商品の一般化、ふるさと納税の返礼品などを追い風に、人気上昇中の「セカンド冷凍庫」。各社の人気セカンド冷凍庫を分析すると、ある特徴が見えてくる。キーワードは、「スリム」と「大容量」だ。 - 異例の350万本突破 リップモンスターが口紅市場で“モンスター級”になれた理由
コロナ禍により、化粧品市場は大きな打撃を受けた。2020年は6670億円(前年比88%)と大きく落ち込み、21年もほぼ同水準となった。最大の要因はメークアップ化粧品で、特にファンデーションや口紅など、マスクを着用すると崩れたり隠れたりしてしまうカテゴリーの落ち込みが大きくなっている。こうした状況にあって、累計販売本数が350万本突破するほどの人気商品となっているのが、KATEの落ちにくい口紅「リップモンスター」だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.