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人口815人の村を「AR貞子」が救う? 奈良県・下北山村がだいぶ思い切ったコラボを決めたワケ異色のコラボ(2/3 ページ)

奈良県、下北山村が「貞子」とコラボした企画が盛り上がっている。ARをつかった観光アプリを開発し、貞子が村内の名所から出現するという企画だ。下北山村はなぜ貞子とのコラボを決めたのか、担当者に聞いた。

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 もう一つは、このダムのふもとにある観光拠点「下北山スポーツ公園」内にあるキャンプ場の来場者に対して、下北山村の魅力を伝えられないかということだ。このキャンプ場は、日本最大級のキャンプ場予約サイト「なっぷ」にて、西日本・予約件数部門で1位を通算3回受賞するほどの人気を博している。


「きなりの郷」公式Webサイト

 公園のキャンプ場には多くの人が訪れるにもかかわらず、下北山村の他のエリアを巡らずに帰る人がほとんどだった。「村には由緒ある神社、美しい景色が存在しています。これらのスポットを巡ってもらい、村の魅力ある観光資源をもっと知ってもらいたいという思いがありました」と担当者は説明する。


釈迦ヶ岳(出所:下北山村公式Webサイト)

 下北山村の魅力のPR方法を模索する中で、デジタル施策の活用が候補に挙がった。そんな折の22年10月下旬、「貞子DX」という新映画が公開された。この「DX」はデジタルトランスフォーメーションのことだ。まさにやろうとしていたデジタル施策との縁を感じ、村のPRに貞子を“起用”することに決めたという。


『貞子DX』公式Webサイト

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