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22年に最も売れた冷凍食品 西日本の1位は「うどん」、東日本の1位は?:東芝データ調査(2/2 ページ)
東芝データ(東京都港区)は、電子レシートサービス「スマートレシート」会員約100万人の購買データを分析し、「冷凍食品」の2022年年間売上金額をエリア別に比較した。その結果、西日本で最も売上金額シェアが高かったのは「うどん」(9.69%)、東日本は「パスタ」(10.30%)だった。
21年と22年の金額シェアを比較
21年と22年の冷凍食品商品別の金額シェアを比較した。西日本で最も増加した冷凍食品は「たこ焼き」(0.41%増)、次いで「うどん」(0.28%増)、「餃子」(0.24%増)と 「粉もの」商品が伸長していた。一方、21年に比べ最も金額シェアが減少した商品は「炒飯(チャーハン)」(0.51%減)、次いで「からあげ」(0.33%減)と、冷凍食品の定番が減少する結果となった。
東日本の金額シェアの伸び率1位は餃子(0.59%増)、次いで「うどん」(0.35%増)、「パスタ」(0.29%増)と麺類も大きく伸びた。また伸び率5位に「今川焼」がランクインするなど、東西エリアの特徴が垣間見える結果となった。
コロナ禍で、冷凍食品の売り上げは増大した。さらに本格的で高級志向の冷凍食品の発売や、有名料理店が監修した商品などの幅広い展開も目立った。日経トレンディ2022年ヒット予測ランキングでは2位に「冷凍食品専門スーパー」がランクインするなど、冷凍食品市場は拡大し続けている。今後の消費者の動向が注視される。
今回の調査は電子レシートサービス「スマートレシート」の会員約100万人のレシートデータから得られる購買データを分析。データの抽出条件は、対象期間を22年1〜11月、対象店舗は「スーパー」とした。
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