「PayPayチラシ」提供開始 「チラシを見た人が買っている!」が分かる時代に:8000店舗以上で導入
PayPayは2月から、新サービス「PayPayチラシ」の提供を開始した。PayPay加盟店が、チラシのデータをアプリ上で、消費者に向け展開するサービスだ。
PayPayは2月から、新サービス「PayPayチラシ」の提供を開始した。PayPay加盟店が、電子チラシをアプリ上で、消費者に向け展開するサービスだ。位置情報を基にチラシを配信、近隣のユーザーに効率的に訴求する。
同社は加盟店のDX支援に力を入れており、今回でPayPayクーポン、PayPayスタンプカードに続く3つ目の施策となる。チラシは、PayPayホーム画面や対象加盟店の決済画面に掲載する。利用者は、自宅や職場など最大4つまでエリアを登録可能。チラシは掲載中の店舗への距離が近い順で表示されるという。
チラシを発行する加盟店は、5300万以上のPayPayユーザーに対し、お得な情報や季節商品などを手軽に訴求。同社広報担当者は「紙のチラシでは、チラシを見て購入したかどうかの効果測定が難しいといった課題がありました。同サービスを活用すれば、チラシを見て購入に至ったかの効果測定が行いやすいというメリットがあります」と話す。
【訂正:2023年2月13日15時43分 初出で「紙のチラシでは誰が・どこで購入したかを追跡できず、効果測定が難しいといった課題がありました。同サービスを活用すれば、チラシを配信した期間にPayPay決済がどれだけあったかなどの効果測定が行いやすいというメリットがあります」と記載しておりましたが誤りがあったため、タイトルと本文を訂正いたします。】
PayPayチラシは、ジーユー、ホームセンターコーナン、ヤマダデンキ、ビックカメラ、コジマなど8000店舗以上で導入が決定している。サービスの取扱店舗は、順次拡大する予定だ。
関連記事
- 脱げない靴下をつくりたい――と考案した「はかないくつした」が話題 逆転の発想はどう生まれたのか
「靴下のかかとが脱げやすいなら、いっそなくせばいいのでは?」――そんな思い付きから生まれたのが、ナイガイ(東京都港区)の「はかないくつした SUASiC(スアシック)」(1足880円)だ。 - オートミールを茶碗によそって箸で食べる!? 日本市場を狙うケロッグの意外すぎる作戦
日本ケロッグは9月15日、「粒感しっかり オートミールごはん」を発売した。同社の執行役員でマーケティング本部長の山田実さんによれば、日本のオートミール市場規模はこの4年で約10倍以上に急成長しており、2021年は623億4000万円にのぼるという。この急拡大は、オートミールならではの食べ方「米化」が要因だ。 - 「セカンド冷凍庫」が一躍人気になっている“なるほど”な理由 シャープに聞いた
「セカンド冷凍庫」が注目を集めている。家にもう1台冷凍庫を置くというと、部屋が手狭になるなどマイナスな印象を受けるかもしれないが、直近2年間で国内出荷台数は2倍近くに急増。人気の背景には、食品買いだめやコストコなど大容量商品の人気上昇のほかにも、追い風があるようだ。詳しい理由をシャープに聞いた。 - もはやオシャレ家電? 人気の「セカンド冷凍庫」しのぎ削るメーカー、焦点は2つ
食品買いだめやコストコなど大容量商品の一般化、ふるさと納税の返礼品などを追い風に、人気上昇中の「セカンド冷凍庫」。各社の人気セカンド冷凍庫を分析すると、ある特徴が見えてくる。キーワードは、「スリム」と「大容量」だ。 - 異例の350万本突破 リップモンスターが口紅市場で“モンスター級”になれた理由
コロナ禍により、化粧品市場は大きな打撃を受けた。2020年は6670億円(前年比88%)と大きく落ち込み、21年もほぼ同水準となった。最大の要因はメークアップ化粧品で、特にファンデーションや口紅など、マスクを着用すると崩れたり隠れたりしてしまうカテゴリーの落ち込みが大きくなっている。こうした状況にあって、累計販売本数が350万本突破するほどの人気商品となっているのが、KATEの落ちにくい口紅「リップモンスター」だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.