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「中国依存リスク」鮮明に インバウンド急回復の裏で、クレカ決済データから分かること:三井住友カード、日本総研調べ(2/2 ページ)
三井住友カードと日本総合研究所は、訪日外国人の消費動向を分析したレポートを発表。関東・中部・東北ではコロナ前を上回る水準までインバウンド需要が戻っている。中国人観光客への依存度が高かった近畿などでは、回復の遅れがみられることが分かった。
日次推移でみると、インバウンド需要は昨年10月の水際対策緩和後に急回復し、昨年12月末まで右肩上がりで増加し続けている。クレジットカードの決済データは、東京五輪や水際対策緩和など、イベント発生時における訪日外国人の動きを正確に捕捉していることが分かる。
業種間でもインバウンド決済額の回復度合いに違いがみられた。とくに、百貨店・家電・ドラッグストアなどの回復が大きく遅れていて、これも、中国人観光客の戻りが遅いことが一因のようだ。
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