Amazon Prime Video、那須川天心のボクシングデビュー戦を独占配信 視聴者獲得を目指す:寺地、井上の世界タイトルマッチも
アマゾンジャパンは、4月8日に東京・有明アリーナで開催される那須川天心選手(帝拳)のデビュー戦を動画サービス「Prime Video」で独占配信する。若年層に人気のある那須川選手の試合を配信することで新たな視聴者獲得を目指す。
アマゾンジャパンは、4月8日に東京・有明アリーナで開催される那須川天心選手(帝拳)のデビュー戦を動画サービス「Prime Video」で独占配信する。若年層に人気のある那須川選手の試合を配信することで新たな視聴者獲得を目指す。
同試合は「Prime Video Presents Live Boxing」第4弾となる配信だ。キックボクシングで42戦全勝(28KO)という戦績を残し、2022年にキックボクシングからボクシングへの転向を表明していた那須川選手の試合を独占配信する。
22年6月7日に配信した「Prime Video Presents Live Boxing」2弾となる井上尚弥選手とノニト・ドネア選手の世界バンタム級3団体統一戦の視聴者数は、配信初日としては国内過去最高を記録した。今回は知名度のある那須川選手のデビュー戦となるだけに、多くの視聴者数が見込まれる。
対戦相手の与那覇勇気選手(真正)は、10年間のキャリアで17戦12勝(8KO)4敗1分の実績を持ち、日本バンタム級4位(1月31日付)にランクされている。スーパーバンタム級6回戦となる同試合に勝てば、那須川選手は一気に日本ランキング入りの可能性が広がるという初戦だ。
寺地拳四朗、井上拓真の世界タイトルマッチ
同日には寺地拳四朗選手(BMB)VS.ジョナサン・ゴンサレス選手(プエルトリコ)のWBC・WBA・WBO世界ライトフライ級王座統一戦、井上拓真選手(大橋)VS.リボリオ・ソリス選手(ベネズエラ)のWBA世界バンタム級王座決定戦という世界タイトルマッチを配信する。
さらにキコ・マルチネス選手(スペイン)VS.阿部麗也選手(KG大和)のIBF世界フェザー級挑戦者決定戦、小原佳太選手(三迫)VS.佐々木尽選手(八王子中屋)のウェルター級世界ランカー対決の5試合が配信予定だ。
帝拳ジムの浜田剛史代表は「那須川天心のデビュー戦の他、2つの世界王座がかかった試合の配信を予定しています。最近ボクシングを見るようになった方もボクシングファンの方も、ボクシングの素晴らしさを感じていただけるカードがそろいました」と話す。
プライム・ビデオ ジャパンカントリーマネージャーである児玉隆志氏は、次のようにコメントした。
「『Prime Video Presents Live Boxing』は第1弾から第3弾まで、非常に多くのお客さまに視聴いただき、多くの反響をいただきました。第4弾となる那須川選手のデビュー戦は日本中で多くの方が待ち焦がれていた注目のカードだと思います。また、世界王座がかかったタイトルマッチを2試合ライブ配信します。
全くスタイルの違う寺地選手とゴンサレス選手の3つのベルトをかけた戦い、空白となったバンタム級の王座をかけた井上選手とソリス選手の戦い、どのカードもボクシングファンだけでなく、幅広いお客さまに楽しんでいただけるドラマのある戦いになると確信しています」
井上尚弥選手とノニト・ドネア選手による世界バンタム級3団体統一戦の視聴数が初日配信史上1位を記録しただけに、記録を塗り替えられるのかに注目が集まる。
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