「コロナ後に“企業選びの軸”が変わった」33% 何を重視しているのか:業種別にみると
求人サイトを運営するエン・ジャパンは「新型コロナ後の企業選びの軸」についてアンケートを実施した。「コロナ禍を経験し、“企業選びの軸”が変わった」人の割合は……。
求人サイト「エン転職」を運営するエン・ジャパン(東京都新宿区)は、エン転職のユーザーを対象に「新型コロナ後の企業選びの軸」についてアンケートを実施。33%が「コロナ禍を経験し、“企業選びの軸”が変わった」と回答した。
業種別にみると、「変わった」と回答した割合が高い業種のトップは「コンサルティング・士業」(43%)。次に「IT・通信・インターネット」(40%)、「サービス(飲食・人材・教育など)」「マスコミ・広告・デザイン」「インフラ(電力・ガス・水道・環境・エネルギーなど)」(いずれも37%)が続いた。
「コロナ禍を経験し、企業選びの軸が変わった」と回答した人に、何を重視するようになったか聞くと、トップ3は「希望の働き方(テレワーク・副業など)ができるか」(51%)、「希望の条件(勤務時間・休日休暇など)があるか」(32%)、「業績が好調か」(24%)。
具体的には「前職でテレワークに初挑戦した際、自宅のネット環境が悪くて業務に苦労した。現在転職活動中だが、次の職場でテレワークをするなら引っ越しも検討したい。それなら住宅手当がついている職場も探してみたいという具合に、企業選びの視野が広がるようになった」(30代女性/サービス)、「通勤時間を減らし、プライベートの時間を増やしていきたい」(30代男性/メーカー)、「現在勤めている会社が新型コロナウイルスの感染拡大で一時業績が上がったが、コロナが落ち着いてきている今は業績が下がり続けているため」(20代男性/商社)といった声があった。
インターネットを使った調査で、エン転職を利用するユーザー1万618人が回答した。調査期間は2022年12月26日〜23年2月1日。
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