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「本物のハンバーガーを伝えたい」 王者マックに“ケンカ?”も仕掛けるバーガーキングの強気な戦略とは?:3年連続売り上げ130%以上を達成(5/5 ページ)
日本において圧倒的な支持を集めるハンバーガーチェーンといえば、「マクドナルド」。そんな“マック一強”と思われる日本において、昨今成長を続けるのが「バーガーキング」だ。「本物のハンバーガーを伝えることが私たちの役目」――野村代表が語る戦略とは。
3度目の正直なるか 今後も徹底して「味勝負」
バーガーキングは1993年に日本初出店。以降、業績不振などの理由から2001年に日本撤退。07年に再上陸するも19年には大量閉店に追い込まれるなど、過去には苦戦を強いられている。失敗の要因については、野村氏就任以前の出来事であることもあり、「無責任な回答になってしまうためコメントはできない」とした。
不動の王者マックが君臨する日本で、バーガーキングは今後も「味重視」で戦う姿勢だ。
「バーガーキングはやっぱり『味重視』。一貫して味作りにこだわっているから、味にブレがないんです。商品開発にはとてもこだわっており、私が朝からバーガーを5つ食べることも。毎度何十個もソースを試作しなければならない開発チームが怒らないのは、私がその分全て食べているからだと思います」
「バーガーが食べたい、というときだけはバーガーキングに来てほしいです。ポテトやナゲットがなければ他店に行く、という方に向けてサイドメニューも用意していますが、私たちは露骨にバーガー愛を持って商品開発をしています」(野村氏)
「強気なブランド姿勢」「味への自信」によるファン育成によって長年の不調から脱却したバーガーキング。今後の“ちょっと強気な”新商品には注視したい。
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