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全国にたった“17人” スタバ黒板アート職人「GAHAKU」は何者なの?:合格まで10年(1/3 ページ)
日本のスタバには、「GAHAKU」と呼ばれる黒板アートの達人が存在する。GAHAKUは全国にたった17人。倍率12倍以上の選考を勝ち抜き、従業員の“お手本”となる黒板アートを制作している。
スターバックス コーヒー ジャパン(以下、スタバ)には、「GAHAKU」と呼ばれる黒板アートの達人が存在する。GAHAKUは全国にたった17人しかいない。倍率12倍以上の選考を勝ち抜き、全国のスタバで働く従業員の“お手本”となる黒板アートを制作している。
GAHAKUになるためにはどのような選考を突破する必要があるのか。また、GAHAKUが描く黒板アートにはどんな特徴があるのか。GAHAKU事務局北東京・茨城エリア担当の石井はつみさんに話を聞いた。
スタバ黒板アート職人「GAHAKU」は何者なの?
スタバでは、商品を訴求する「オファリングボード」と、地域とのつながりを持つための「コミュニティボード」の2種類の黒板アートを活用している。コミュニティボードは地域のお祭りの情報や観光情報、スターバックスの取り組みなどを紹介している。
黒板アートは各店舗の従業員(以下、バリスタ)が新商品のプロモーションごとに作成。バリスタ業務の傍らで、営業時間内でバックルームで描いていることが多いという。
「スターバックスではプロモーションごとにテーマを設けています。商品にはキャッチフレーズが決められており、全体の世界観を作りこんでいます。お客さまにスターバックスで抱いていただきたい感情などのストーリー設計を固めており、それを店舗での販促や黒板アートでも表現しています」(石井さん)
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