商社・卸売業界年収ランキング 3位「三井物産」、2位「伊藤忠商事」、1位は?
営業データベース「SalesNow DB」を運営するQuickWorkは、SalesNow DBに登録されている日本全国500万社以上の企業情報から「商社・卸売業界会社の年収ランキングトップ10」を発表した。
営業データベース「SalesNow DB」を運営するQuickWork(東京都渋谷区)は、SalesNow DBに登録されている日本全国500万社以上の企業情報から「商社・卸売業界の年収ランキングトップ10」を発表した。1位は「三菱商事」(1608万円)だった。
1位の「三菱商事」は東京都千代田区に本店を構える、幅広い産業を事業領域とする大手総合商社。2022年末には23年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比10%増の1兆300億円になる見通しとして、従来予想を1800億円上方修正。総合商社で初の1兆円台に乗ると発表され話題となった。
2位の「伊藤忠商事」(1521万円)は、世界62カ国に約100の拠点を持つ大手総合商社。各分野において国内、輸出入、三国間取引を行う他、国内外における事業投資など幅広いビジネスを展開している。
3位の「三井物産」(1430万円)は、東京都千代田区に本社を置く大手総合商社。世界63カ国・地域に129の拠点を持ち、鉄鋼製品や金属資源、エネルギーなど7つの事業をオペレーティングセグメントとしている。
4位以下は「住友商事」(1390万円)、「丸紅」(1389万円)、「クリヤマホールディングス」(1249万円)、「双日」(1139万円)、「豊田通商」(1097万円)、「三洋貿易」(996万円)、「コメダホールディングス」(974万円)と続いた。
QuickWorkは「商社・卸売業界は資源高や円安の追い風に加え、10年代半ばの資源バブル崩壊後に育成してきた電力や自動車、食料、ヘルスケアなどの非資源分野が下支えしたことで、大手5社中4社が最高益を見込むなど絶好調だ。最近では、事業投資や経営に力を入れている商社が増えてきている。特定分野の利益が低下しても、他の分野でカバーする事業リスクの分散を可能とするのも、高利益体質を生み出す理由の1つと言える」とコメントした。
調査は、同社のデータベース「SalesNow DB」に登録されている企業を対象に実施。商社・卸売業界における平均年収を算出し、ランキング化した。
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