コメダは「ボリュームありすぎ」だからいい 4人家族がたどり着いた朝食の“最適解”:仕事と家事の両立術(2/4 ページ)
大手喫茶チェーン「コメダ珈琲店」はボリュームの多さが特徴。4人家族で朝食をとるのには最適な場所だという。その理由は?
ボリュームがあって子どもが喜ぶメニュー
店員さんに注文して、実際に料理が到着すると「メニュー表にある写真よりボリュームがある!」と感じる人は多いようです。SNS上では「逆詐欺」といったワードが出てきます。
例えば、カツとキャベツをふかふかのパンで挟んだ「カツパン」や「ミックスサンド」は、完食するのが難しいと考える大人もいるでしょう。また、フライ、サラダ、パンを盛り付けた「まんぷくプレート」という商品もあります。
こうしたメニューを家族4人で分け合う楽しみもあるのですが、それぞれにとって最適な量に調整できるのもポイントです。
子どもが注文したくなるような見た目のメニューもあります。例えば、「メロンソーダ」「クリームソーダ」は大きなブーツグラスに入れて提供されます。なみなみと注がれているので、全てを飲み干すのに時間がかかります。ドリンクバーで提供するようなファミレスだと、子どもがすぐに飲んでしまい、おかわりをするために何度も席を立つこともあります。そうした意味でも、コメダでは大人がゆっくり時間を過ごせます。
ダルマグラスに入った「バナナジュース」や、タル製グラスに入ったデザートドリンク「ストロベリーシェーク」もかなりのボリュームがあります。実際にテーブルに運ばれてきたデザートをみて、子どもが「やっぱりお兄ちゃんのほうがおいしそう」「ちょっとちょうだい」「いやだ」といったケンカをするのはよくあることです。コメダの場合は量が多いので、子どもが独り占めしようという気持ちになりにくいメリットもあります。
コメダの名物デザート「シロノワール」も、子どもに人気です。シロノワールは、ほかほかのデニッシュパンに、アイスクリームがどーんとのっているのが大きな特徴です。また、シロップ(はちみつを含む)がかけられており、味のアクセントになっています。デニッシュパンには切れ目が入っており、とりわけやすいのも地味に助かります。
コメダの「ソフトクリーム」は、お皿に倒した状態で運ばれてきます。そのため、子どもは最初からスプーンですくって食べます。ソフトクリームをなめて服が汚れたり、間違って床に落としてしまったりといった心配がないです。
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