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楽天、金子國義画伯による「猫の日」を記念したNFTを発売 狙いは?(2/2 ページ)
楽天グループは2月22日、販売プラットフォーム「Rakuten NFT」で、金子國義画伯による猫と人物が描かれた原画をセレクトしたNFTのシリーズを発売した。
体験型のストーリーやプロセスを用意
22年10月には、金子画伯と縁の深い京都の祇園四条にあるバー「Bar山水-金子國義 真夜中の美術館」で、NFT保有者に向けたイベントを開催した。イベントでは、金子画伯が集めていたヴィンテージワインと料理を提供し、好評を博している。
梅本さんは「こうした体験型のイベントを今後も開催し、NFTによるコミュニティー形成の可能性も探っていきたいと考えています。NFTを単に持つだけでなくて、モノからコトにつながるような体験型のストーリーやプロセスを用意しないといけない」と話す。
「Rakuten NFT」は、スポーツや、音楽・アニメをはじめとするエンターテインメントなどのNFTを、ユーザーが購入したり、個人間で売買したりすることができるマーケットプレイスと、IP(知的財産)ホルダーがワンストップでNFTの発行、販売サイトの構築が可能なプラットフォームを併せ持つサービスだ。
決済には楽天IDを使用でき、「楽天ポイント」を貯めたり、使ったりすることを可能にした。購入したNFTは、「Rakuten NFT」のマイページにコレクションでき、さらにマーケットプレイスに出品し、販売できるようにしている。
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