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JR東、「JRE POINTステージ」開始 背景に見える“経済圏”構想:ポイント競争に勝ちに行く(1/3 ページ)
R東日本は「JRE POINTステージ」の開始した。ポイントの利用状況によって会員に4段階のステージが設定され、特典を付与するサービスだ。このサービスの狙い、戦略について考察する。
JR東日本は2月7日、新サービス「JRE POINTステージ」の開始を発表した。同社のポイントの利用状況によって会員に4段階のステージが設定され、特典を付与するサービスだ。このサービスの狙いについて考察したい。
同社はこれまでも鉄道事業だけではなく、小売事業やIT・Suica事業に力を入れてきた。多角的な事業で消費者のライフスタイルに入り込むのが、同社のビジネスモデルの特徴だ。そんな同社の事業の中心となっているのは今や、鉄道よりもSuica関連事業といえるのではないだろうか。
交通系ICカードの登場は、日本のキャッシュレス化を推し進めたといっても過言ではない。その中でSuicaはいち早くスマートフォンに搭載された。特に日本で愛用者が多いiPhoneに最初に搭載されたのは記憶に新しい。
スマートフォンと交通系ICカードの相性は抜群に良い。スマートフォンと連携すればいつでも手元でチャージできるようになった。毎回券売機でチャージしていた人にとっては相当便利になっただろう。使用履歴もスマートフォン上で確認できるようになった。
また交通系ICカードには現金のチャージや決済という基本的な機能の他に、各社それぞれが提供するポイントサービスが存在している。JR東の「JRE POINT」もその一つだ。
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