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中小企業の8割が「冬のボーナスを支給」、インフレ手当は?:正社員の平均支給額は(2/2 ページ)
エフアンドエムは、中小企業の冬季賞与およびインフレ手当に関する調査を実施。8割以上が2022年冬季賞与の支給を実施している一方、インフレ手当については多くの企業が未支給であることが分かった。
インフレ手当の導入状況
インフレ手当については、「支給している」が12%に対し、「支給していない」が84%。「その他」(4%)を選択した企業の回答を見ると「今後の支給を検討している」のほか、「ガソリンなどが高騰しているため、通勤手当を見直した」「冬季賞与に上乗せする」「扶養家族がいる社員の家族手当を増額した」などのコメントが見られた。これらの企業では、インフレ手当にこだわらず独自の対応を行っているようだ。
インフレ手当を導入している企業の支給方法の内訳は、「恒久的な賃上げ」(8%)、「一時金」(3%)、「期間を定めて支給」(1%)だった。「恒久的な賃上げ」の月額賃金上昇額は「5000〜1万円」(34%)が最も多くなっている。
「一時金」の1人当たり支給額は「3万〜5万円」が35%、「1万〜3万円」「5万〜10万円」が25%となった。「期間を定めて支給する」場合、支給期間は「6カ月超1年未満」(47%)、支給金額は恒久的な賃上げと同様、1人当たり月額「5000〜1万円」(40%)がそれぞれ最も多かった。
調査は、同社が提供する中小企業の生産性向上を支援するサービスの会員企業を対象に実施。2082社から回答を得た。
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