プロントの人気モーニングメニュー「あさごぱん」が生まれたワケ:今年で35周年(2/2 ページ)
今年で35周年を迎えるプロントは、開業当初からモーニングを提供してきた。プロントのモーニングにはどのような特徴があり、どんなメニューが人気なのか。運営企業のプロントコーポレーションに話を聞いた。
利用者から「モーニングのコスパが良い」と評価
ドリンクは全てレギュラーサイズで、ホットコーヒー、ホットティー、ホットカフェラテ(+55円)、アイスコーヒー、アイスティー、アイスカフェラテ(+55円)、グリーンルイボスフルーツティーの7種類を用意している。
ドリンクの単品価格は319〜374円なので、どのメニューも約100〜150円で朝食が食べられるようにしている。利用者からも、モーニングのコスパが良いと評価されているという。
また、トーストセットとハムチーズトーストセットには、サラダが必ず含まれている。他のカフェチェーンのモーニングにはサラダがセットされていないメニューも多く、栄養バランスに配慮していることがうかがえる。
モーニングメニューの中でも特に人気なのが「あさごぱんセット」だ。あさごぱんは、シンプルなモーニングセットが定着してきた2000年頃に登場した。あさごぱんとはトーストの上にベーコンと玉子をのせて焼き上げた一品。卵がこぼれないよう、パンのふちはマヨネーズで囲ってある。
「朝の時間帯にご来店いただくお客さまに、どうすればプロントで過ごすことへの価値を提供できるか考え、モーニングセットのための商品として開発しました」(同社広報担当者)。「あさごぱん」というユニークなネーミングは、朝ごはんに卵とパンから名づけられたという。
現在では定番の「あさごぱん」の他、チーズをのせた「あさごぱんチーズ」の2種類をラインアップ。卵やチーズを使用することで、1品でもタンパク質がしっかり摂れるなど、栄養面にもこだわっているという。
モーニングを利用している層について聞くと、幅広い年代が利用しているが、特に出勤前や仕事の休憩中といったビジネスパーソンが中心だとのこと。栄養バランスに配慮したモーニングセットや、焼き立てのパンといった豊富なメニューに加え、店内でFREE Wi-Fiが利用できるというのも背景にあるだろう。
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