コラム
モスバーガー「商品の7割を値上げ」するが、ポテトとサラダは「値下げ」 なぜ?:3月24日から(2/2 ページ)
モスフードサービス(東京都品川区)は、3月24日より全国のモスバーガー店舗の商品価格を改定すると発表した。
ポテトとサラダはなぜ「値下げ」?
外食チェーン各社が「価格改定」として値上げを実施するケースが相次ぐ中、今回のモスフードサービスの価格改定の発表には「値下げ」商品も含まれているのが特徴だ。「ポテト」と「サラダ」、もしくはいずれかが含まれるセット商品が対象となり、最大20円の値下げを実施する。
フレンチフライポテトは、従来はS、Lの2サイズ展開だったが、今回の価格改定を機にS、M、Lの3サイズ展開に。Sサイズは内容量の減量に伴い、250円から240円に値下げした。新たに設定したMサイズは300円とし、Lサイズは330円から360円に値上げを実施した。
ファストフード各社は3サイズのポテトを展開しており、顧客からは「分かりづらい」との声が以前から届いていた。価格改定を機に、顧客に親しみやすい3サイズ展開にし、値段にもメリハリを付ける狙いがある。
サラダ商品は、単品で10円の値引きを実施する。同社広報によれば、「決して余裕があるわけではない」というが、使用している野菜は全て国産であることから、企業努力で値引きする。
また、サラダセットは470円から450円に価格を下げる。他のセットメニューと価格を統一するためだという。
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