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日本生まれのモスバーガー 「モス」は何から名付けたのか?その社名、間違えてはいけない!(1/2 ページ)

「モスバーガー」の1号店は1972年、東京・板橋区の成増にオープンした。外資チェーンの「日本初出店」ではなく、日本企業の、いわば「世界初出店」である。日本で生まれたブランドと知ると、「モス」の意味を不思議に感じる人もいるだろう。どんな経緯で「モス」になったのだろうか。

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その社名、間違えてはいけない!:

ビジネスパーソンとして間違えてはいけない「社名」。そこには企業の精神や歴史、支えてきた人の営みが隠されています。社名の由来や変遷、背景情報までサクッと紹介します。

 「モスバーガー」の1号店は1972年、東京・板橋区の成増にオープンした。外資チェーンの「日本初出店」ではなく、日本企業の、いわば「世界初出店」である。加盟店・直営店あわせて国内に1258店、海外に449店舗を展開(2022年9月時点)するモスバーガーは、たった2.8坪の店から始まった。

 運営元のモス・フード・サービスは、大学を卒業した後は証券会社に就職し、その後は皮革問屋に転職していた櫻田慧氏(「慧」は旧字体)が「どうせ仕事をするのなら、感謝される仕事がしたい」「仲間とともに同じ目標に向かって成長できる組織を作りたい」という思いを持って興したという。

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モスバーガーは日本で生まれた(画像は同社Webサイトより)

「モス」の公式説明はどれだ?

 日本で生まれたブランドと知ると、「モス」の意味を不思議に感じる人もいるだろう。同社のWebサイトは、その由来をどう説明しているのだろうか。次の3択から、考えてみてほしい。

  • (1)山のM、海のO、太陽のSの頭文字から名付けたから
  • (2)1号店の最寄り駅「成増駅」を「なりもす駅」だと思っていたから
  • (3)創業者がマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)の資格を持っていたから
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