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「中身が見える冷蔵庫」が好調 なぜ開発したのか:「背伸びせず使える冷蔵庫」も(1/6 ページ)
新潟県燕市の家電メーカ「ツインバード」が開発した最新の冷蔵庫は、ドアに触れると開けなくても中が透けて見える。使いやすい冷蔵庫が生まれるまでの歩みを、企画・開発担当者にうかがった。
家電メーカーなどから、ドアを開けずに中が確認できる冷蔵庫が登場している。主な方式は本体に設置したカメラで撮影した画像を専用のスマホアプリで確認するものだが、ツインバードが2022年11月に発売した「中身が見える冷蔵庫 HR-EI35B」(以下、中身が見える冷蔵庫)は、ドアが透明になることで庫内全体が見通せる。この独自方式が現在、注目されている。
ツインバードは「中身が見える冷蔵庫」のほかに、「背伸びせず使える冷蔵庫 HR-E935W」(以下、背伸びせず使える冷蔵庫)も発売した。両方とも定格容量354リットルの4ドアで、冷蔵室191〈134〉リットル、冷凍室103〈72〉リットル、野菜室60〈37〉リットルとなっている(〈 〉内は食品収納スペースの目安量)。冷凍室の食品収納量はクラス最大容量を誇る(23年3月現在、351〜400Lクラス独立野菜室を持つものの国内販売。同社調べ)。
「中身が見える冷蔵庫」の上段は両開きのフレンチドアで、右扉にセンサーを搭載。触れるとミラーガラスのドアが透け、30秒ほど庫内の隅々が見えるようになる。中身が見えること以外は、「背伸びせず使える冷蔵庫」と仕様がほぼ同じである。
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