転職活動でも「タイパ」意識 20代社会人の対策は?:タイムパフォーマンスに関する調査
学情は、20代の社会人を対象にタイムパフォーマンスについてのアンケート調査を実施した。転職活動にもタイパが広がっている実態とは?
学情(東京都千代田区)は、20代の社会人を対象にタイムパフォーマンスに関するアンケート調査を実施した。半数以上が、転職活動におけるタイムパフォーマンスを意識して行動していることが分かった。
転職活動の中でタイムパフォーマンス(タイパ)や効率を「意識する」(19.7%)、「どちらかといえば意識する」(33.8%)と回答した人は53.5%と半数以上に上った。
回答者は、「志望度の高い企業に絞って選考を受けるようにしている」、「選考を受けている企業の選考ステップ(書類選考・一次面接・最終面接など)がほぼ同じになるように調整している。各社の選考ステップが同じだと効率的に選考準備ができる」などの意見が寄せられた。
転職活動において、企業の生産性や生産性を高める取り組みを意識するかという問いに対しては、56.9%の人が「意識する」(18.1%)、「どちらかと言えば意識する」(38.8%)と回答した。回答理由では「生産性の高い企業のほうが付加価値を生み出すことができ、成長力が高いと思う」「生産性の高い企業のほうが、年収も上がっていくと思う」という声があった。
また、転職活動において企業が生産性向上に取り組んでいることが分かると「志望度が上がる」か、という質問に6割以上の人が「志望度が上がる」(20%)、「どちらかと言えば志望度が上がる」(44.4%)と答えた。
回答者からは「生産性の高い企業に転職したい」や、「本質的で価値を生み出す業務に時間を割きたい」などの声があり、生産性を高めることで自身の成長につなげたいという意向がうかがえる。
調査は20代の社会人529人を対象にインターネットで実施した。期間は1月31日〜2月14日。
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