ローソンのおにぎり、売れ行き好調 2月に販売高1位だった商品は?:人流の回復などが要因
ローソンのおにぎりが好調だ。全体の平均販売高は前年比約2割増で推移している。2月に最も売れた「おにぎり」はなんだったのか?
ローソンは3月15日、同社のおにぎりの販売状況を公開した。新商品の発売や人流回復により、全体の平均販売高は前年比約2割増で推移しているという。2023年2月単月では約3割増を記録した。2月に販売高1位だったのは「金しゃりおにぎり 焼さけハラミ」(268円)だった。
2位は「手巻おにぎり シーチキンマヨネーズ」(135円)、3位は「金しゃりおにぎり いくら醤油漬」(268円)だった。トップ3に2種類ランクインした「金しゃりおにぎり」は19年4月から展開している、厳選した国産銘柄米を配合したおにぎりのシリーズだ。
シリーズ新作として3月21日に「金しゃり まぐろのたたきと卵黄〜しその実仕立て〜」(225円)を発売する。粗挽きしたまぐろのたたき、コクのある卵黄ソース、しその実を具に入れ込んだおにぎりとなっている。
そのほかのシリーズも好調に推移している。22年7月から順次販売し、日本各地で生産されているブランド米を単一で使用した「日本おこめぐり」シリーズは30〜50代を中心に購入されており、シリーズ累計販売個数は1200万個以上になる。
22年11月に発売した、ご飯の半分の重さになるまで入れ込んだ具材が特徴の「具!おにぎり」シリーズも好調。これまでに「具!おにぎり ポーク玉子(シーチキン®マヨネーズ)」(257円)、「具!おにぎり はみ出す!チキンステーキ(黒胡椒ガーリック)」(297円)など合計3品を展開しており、シリーズ累計販売個数は約600万個に上る。
ローソンは02年11月から、コンビニの看板商品であるおにぎりを「おにぎり屋」としてブランド化し、米やのり、塩、製法などにこだわり展開してきた。現在、同社では常時約30種類以上のおにぎりを取り扱っている。
関連記事
- ローソン、春の新作スイーツ6品 「バターパイサンド」「フルーツ大福」で定番回帰
ローソンは春の新作スイーツを3月7日から順次、販売する。定番回帰やローソンらしさを意識した、バタースイーツや和菓子で消費者を取り込んでいくとしている。 - ローソンの年末年始「ホットミルク半額」 販売数が最も多かった都道府県は?
ローソンは2022年12月31日と23年1月1日の2日間、半額で販売した「ホットミルク」の販売量が約100トンを記録したと発表した。販売数が最も多かった都道府県はどこだろうか? - 最も好きなカフェ 「コメダ珈琲店」「マクドナルド」を抑えて1位になったのは?
カフェチェーンブランド調査が行われた。最も好きなカフェは3位は「コメダ珈琲店」、2位は「マクドナルド」だった。知名度も店舗数も多い両店を抑えて1位になったのは? - ファストフード店のメニューが“見づらく”作られている、納得の理由
ファストフード店のメニュー表に隠されたおもしろいマーケティングがある。消費者の購買選択が、実は企業にそっと誘導された結果によるものかもしれないというのだ。東京大学大学院で行動経済学を教える教授に話を聞いたところ……。 - レジ袋有料化の“二の舞”か プラ削減のために導入した「紙ストロー」が別の環境問題を引き起こすジレンマ
2022年は「プラスチック削減元年」と言っても過言ではないほどに紙ストローが普及した。環境に配慮した取り組みのようだが、レジ袋有料化同様に紙のほうが本当に環境負荷が小さいのか? という疑問が消費者の中で渦巻いているように感じる。紙ストロー移行は本当に意味があるのかというと……
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.