びっくりドンキー、「880円」朝食なぜ発売? ホテルみたいなメニューを開発した狙いと反響:品ぞろえを拡充(1/2 ページ)
「びっくりドンキー」は朝食メニューを強化している。2020年からトーストや卵かけご飯などを相次いで投入してきた。「ドンキースペシャルブレックファスト」(880円)を新しく開発した狙いを聞いた。
ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」は、1月25日から朝食メニュー「ドンキースペシャルブレックファスト」の販売を開始した。価格は880円で、これまで提供していた朝食メニューと比べて高額だ。びっくりドンキーを展開するアレフ(札幌市)の開発担当者に、新メニュー投入の狙いや、発売後の利用動向を聞いた。
ドンキースペシャルブレックファストは、トースト、サラダ、マッシュポテト、ベーコン、ソーセージと目玉焼きまたはスクランブルエッグがワンプレートとなっている。サラダについては栄養バランスだけでなく、目で見ても楽しめるように彩りが鮮やかな食材を使用している。
みそ汁もしくはドリンクが付いており、ドリンクは、ホットコーヒー(おかわり自由)、アイスコーヒー(S、おかわり自由)、ホットウーロン茶、コーラなどから選択可能としている。
開発の参考にしたのは、ホテルの朝食にある「アメリカンブレックファスト」というスタイルだという。トーストの上に卵、トマト、紫キャベツなどを少しずつのせて食べるスタイルも想定している。
アレフはコロナ禍の影響により店内飲食のニーズが減少する一方、朝食の需要が高まっていると分析しており、2020年4月から一部店舗でモーニングメニューの提供を開始した。現在の取扱店舗数は全339店のうち233店(1月20日時点)で、今後も拡大する予定だという。
当初はトーストメニューだけだったが、「ミニマムバーグディッシュセット」(585円)や「朝の新定番!卵かけご飯」(330円)を投入していった。品ぞろえを増やしていったのは多様なニーズに対応するためだ。卵かけご飯の開発にあたっては、「びっくりドンキーらしさがあるか」「わざわざびっくりドンキーに来店して食べたいメニューか」といった点を重視。オリジナルハンバーグソースをかけて食べるスタイルを採用している。
新メニュー投入の狙いは「これまでのトーストメニューより、ボリューム・栄養をしっかり摂りたいというニーズに応えるため」(担当者)としている。
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