まるでキッザニア!? 「消防博物館」の職業体験が共働き夫婦にありがたいワケ:仕事と家事の両立術(2/3 ページ)
子どもにさまざまな体験をさせたいが、調べたり予約したりする時間がない。消防士の職業体験ができる場として東京・四谷の「消防博物館」がある。交通アクセスもよく、周辺にも別の子ども向け施設が充実している。
屋外のヘリコプターに行列
3〜6階が展示スペースになっており、ここで時間を過ごすことが多くなります。
子どもに人気なのは「ショーステージ消防活動のしくみ」です。ミニチュアの家、消防車、救急車が並べてあり、ボタンを押すと火事が発生してから消火されるまでの流れを体験できる展示です。
展示スペースに大きな画面がついており、基本的なストーリーがアニメで映し出されます。ストーリーに沿って小さいサイズの消防車や救急車が動いていく様子がかわいらしいので、つい見入ってしまいます。
隣にある「アニメシアター」では、さまざまな消防に関するコンテンツが視聴できるようになっています。
5階の屋外スペースには現役を引退したヘリコプターがあり、実際に中で写真撮影もできます。また、屋内にも消防車の運転席で撮影できるコーナーがあり、多くの親子が楽しそうにしています。
本格的な消火活動を体験
消防署から出動→事故を起こさないように消防車を運転→火災が発生した現場で消火活動という一連の流れをゲームで体験できる「なろうよ! 消防士」コーナーは、行列ができるほど人気です。パネルの付いた消防車の運転席、消火ホース、大きなスクリーンで構成されています。ハンドルを握って運転し、消火の際にはホースをスクリーンに向けます。ビルの火が実際に消えていくので、子どもたちは大興奮です。
「災害救急情報センターから連絡が来ています!」「西区出火報 西区夕日が丘3丁目7番1号となり住宅出火」といったテロップも出てくるので、本格的な消防士の職業体験ができる場だという印象を受けました。
ゲームが終了すると結果発表です。自分が獲得したポイントが表示され、点数に応じたランクが表示されます。「もっといい結果を出したいから、また遊ぼう」とリピートにつながりそうです。
5階では江戸時代の消火風景のジオラマや、火の見やぐらがあります。また、4階には明治や大正時代の防火服などが展示されており、歴史を学ぶこともできます。
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