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働く女性は「小1の壁」とどう向き合っているのか 4割が「働き方を変えた」:正社員を辞めて
子どもの小学校入学にあたって、働き方を見直す女性はどのくらいいるのだろうか。いわゆる“小1の壁”について聞いた。
子どもの小学校入学にあたって、働き方を見直す女性はどのくらいいるのだろうか。いわゆる“小1の壁”について聞いたところ、50.7%が「見直しを検討」していることが、放課後NPOアフタースクールの調査で分かった。
実際に働き方を変えた人は37.9%。働き方を変えた人のうちの約4割が、「時短勤務に変更」(27.4%)や「正社員から別の雇用形態へ変更」(12.4%)など、子育てと仕事のバランスや、子どもの生活リズムに合わせるため、柔軟な働き方を求めて就労形態を見直していた。
就労意欲についても調査したところ、84.7%が「働きながら子育てするのが大変だ」と考えつつも、95.8%が「今後も働き続けたい」と考えていることが分かった。
働く意義を尋ねたところ、トップは「家計のため」で87.8%。以下「老後資金のため」(47.9%)、「社会とつながりを持つため」(45.2%)、「育児・介護から離れた自分の時間を持つため」(37.1%)が続いた。
子育てと仕事の両立のために必要だと思うことを聞くと、最も多かったのは「配偶者の理解や協力」で67.1%。次いで「学童保育や習い事など放課後の居場所の充実」(53.6%)、「上司や同僚など職場の理解」(53.5%)、「時短や週4勤務が可能な仕事」(49.1%)が続いた。
インターネットによる調査で、一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の小学校1〜6年生の子どもをもつ働く女性1000人が回答した。調査期間は2月22〜26日。
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