消費者が選ぶ強いブランド 3位「ユニクロ」、2位「Google」、1位は?
日経BPコンサルティングは今年で23年目となる、ブランド価値評価プロジェクト「ブランド・ジャパン 2023」の結果を発表した。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
日経BPコンサルティング(東京都港区)は「ブランド・ジャパン 2023」の結果を発表した。国内で使用されているブランドを「フレンドリー(親近性)」「コンビニエント(利便性)」「アウトスタンディング(卓越性)」「イノベーティブ(革新性)」という4指標から一般生活者に評価させ、ランキング化したもの。一般生活者編の総合力ランキングでは、「USJ」(90.7ポイント)が初の首位を獲得した。
1位のUSJは前回の19位(76.3ポイント)から大幅に順位を上げた。ブランド力を構成する要素の中で「イノベーティブ」「アウトスタンディング」の評価が高く、イノベーティブランキングでは1000ブランド中1位を、アウトスタンディングランキングでは2位を獲得した。
続く2位は「Google」(90.0ポイント)、3位「ユニクロ」(85.9ポイント)、4位「ディズニー」(85.7ポイント)、5位「ダイソー」(84.8ポイント)という結果に。
同社は「今回の調査結果では、コロナ禍でもたらされた行動規制が緩和されたことによる外出型消費の増加や、物価上昇による家計での消費支出への影響が大きい中で、『節約志向』『健康管理』『楽しさでストレスの発散』に貢献したブランドに注目が集まった」と分析した。
前回調査と比較して総合力が上昇した企業の1位も「USJ」(14.4ポイント増)だった。2位は「トヨタ自動車」(12.7ポイント増)、3位は「NTT東日本」(11.3ポイント増)と続いた。
同社は「ランキングの上位では、家庭内消費(動画配信サービスなどのエンターテインメント)と、レジャー消費(テーマパーク、航空、旅行)のブランドが目立つ」とコメントした。
調査は22年11月9〜21日、18歳以上の男女を対象にインターネット上で実施した。有効回答数は4万1000人。
関連記事
- 「溶接の作業着」がキャンパーに爆売れ ワークマンが「エクセル研修」を強化して見えた新たなニーズとは
ワークマン好調の背景には「データ活用の強化」がある。作業服だけではなく、新業態を続々とオープンし、新規層を獲得。「エクセル研修」を強化して見えた新たなニーズとは? - 高級ホテルブッフェの残り、弁当で提供 2カ月で100キロの食品ロスを削減できたアプリ「TABETE」とは?
ホテル滞在の楽しみの1つである「朝食ブッフェ」。長年課題とされてきた「食品ロス」問題だが、2カ月で100キロ、50%削減したアプリがある。食品ロス削減アプリ「TABETE」とは? - 「本物のハンバーガーを伝えたい」 王者マックに“ケンカ?”も仕掛けるバーガーキングの強気な戦略とは?
日本において圧倒的な支持を集めるハンバーガーチェーンといえば、「マクドナルド」。そんな“マック一強”と思われる日本において、昨今成長を続けるのが「バーガーキング」だ。「本物のハンバーガーを伝えることが私たちの役目」――野村代表が語る戦略とは。 - 全国にたった“17人” スタバ黒板アート職人「GAHAKU」は何者なの?
日本のスタバには、「GAHAKU」と呼ばれる黒板アートの達人が存在する。GAHAKUは全国にたった17人。倍率12倍以上の選考を勝ち抜き、従業員の“お手本”となる黒板アートを制作している。 - 管理職になりたくない理由 2位「仕事・残業が増える」、1位は?
ビズヒッツは、管理職になりたくない男女を対象に、「管理職になりたくない理由に関する意識調査」を実施した。管理職になりたくない女性の理由1位は? - 満足度が高い「クレジットカード」 3位「楽天カード」、2位「エポスカード」、1位は?
顧客満足度調査を実施するoricon ME(東京都港区)は、クレジットカードに関する満足度調査を実施した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.