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10年ぶり刷新「あずきバー」 どうしても「商品裏のラベル」を変えたかったワケ:50周年(2/2 ページ)
井村屋の看板商品である「あずきバー」が、約10年ぶりにリニューアルした。発売50周年という大きな節目を迎え、どこをリニューアルしたのか。よくよく見ると分かる。商品の裏にあるラベルだ。
目指すは海外展開の強化
リニューアルの背景には「クリーンラベル化」という食品のトレンドがある。今回のあずきバーのように、食品パッケージの表示内容を明確で分かりやすくすることを「クリーンラベル化」という。原材料名がシンプルであれば、化学調味料や添加物を使っていない、より安全で安心な食品であるといえるわけだ。海外では安全な食品への関心が高まっており、クリーンラベル化の動きが活発化している。
井村屋は、2010年から欧米やアジアなど各国にあずきバーを輸出している。あずきバーはこれまでも原材料に安定剤・着色料・香料を使用していない。また、使用していたコーンスターチが決して「悪いもの」であったわけではない。
だが今後、輸出をさらに拡大していきたいと考えていたことから、原材料の見直しとリニューアル、そしてクリーンラベル化に踏み切ったのだ。約8カ月の時間を要したリニューアルの結果、あずきバーの原材料はあずき・砂糖・水あめ・食塩のみで分かりやすいものになった。
同社が掲げるスローガンは「“あずき”を“AZUKI”へ」だ。今後は「世界中で販売され、愛されるNo.1ジャパニーズアイスを目指したい」と意気込む。今回のリニューアルを足掛かりに、日本のあずきバーから世界の「AZUKI BAR」へと飛躍できるだろうか。
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