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セブン、環境配慮の「新型容器」を全国展開 インクや着色剤を減らしても売上変わらず:スムージーにも注力(1/2 ページ)
セブン‐イレブン・ジャパンは新しい環境配慮方針を示した。製造工程のCO2削減のため、新型容器を導入する。どういった容器なのか。
セブン‐イレブン・ジャパンは3月29日、東京都内で商品政策説明会を開催した。この説明会では、同社の商品戦略本部長である青山誠一氏が、2023年度上期の重点施策である「環境配慮」について語った。
セブンではプラスチック削減を推進するため、弁当の容器を変更してきた。
例えば、20年6月から首都圏で販売するチルド弁当の容器をプラスチックから紙に変更し、順次全国へ展開していった。また、21年7月から弁当類の帯フィルムをリサイクルペットにしている。
スパゲティ・パスタについては、22年5月から一部容器を紙容器に変更した。
スプーンやフォークなどについては、植物由来(バイオマス)の素材を30%配合した環境配慮型のものを22年4月から導入している。
今回新しく導入する容器(弁当や総菜)は、使用する石油由来のインクや着色を減らしている。こうすることで、容器の製造工程などで排出されるCO2が年間で約800トン削減されるという。対象商品は弁当、麺類、総菜などの約60アイテムだ。
同社では22年12月から北海道の全店舗で試験的に新容器を導入した。青山氏によると、従来の容器と比べて商品の販売動向に影響がないことが確認されたという。セブンでは新容器を5月下旬から全国に展開していく予定だ。
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