オンライン診療で不安なこと 2位「うまく症状を伝えられない」、1位は?:経験者は11.0%(2/2 ページ)
Webメディアを手掛けるウェブスターマーケティング(東京都渋谷区)は、「オンライン診療で不安なことに関するアンケート調査」を実施した。
オンライン診療を受けたことがある?
オンライン診療を受けたことがある人は11.0%にとどまった。経験者にどのような診療を受けたか聞いたところ、「低用量ピルの購入」(24歳女性)、「AGAの診断」(38歳男性)、「持病である精神疾患の診察」(39歳女性)など、持病や慢性疾患、美容医療で利用した人が多かった。
同社は、「オンライン診療は『症状が安定している疾病』『定期的な診察』などに向いていて、特に『AGA』『美容皮膚科』『禁煙外来』『睡眠障害外来』などの分野で導入が盛んであるようだ」とコメントした。
オンライン診療は「あり」か「なし」か
オンライン診療はありかなしか聞いたところ、 84.8%が「あり(受けてもいい)」と答えた。オンライン診療を受けたことはないものの、機会があれば受けてもよいと考えている人は多いことがうかがえた。
「あり」だと思う理由を聞いたところ、「症状が変わらないのに、処方箋をもらうために長時間待つのが面倒」(24歳女性)、「病院に行けない状態のときは助かる」(29歳女性)、「移動に時間がかからないことや、待ち時間に好きなことをできるのが良い」(31歳女性)などの意見が挙がった。
「なし」だと思う理由としては、「聴診・触診で得られる情報のほうが重要だと思う」(30歳女性)、「初診だときちんと診察してもらえるか不安」(38歳女性)、「基本的に症状が重い場合にしか病院を頼らないので、検査なしのオンラインでは安心できない」(46歳女性)といった声が寄せられた。
今回の調査は、全国の男女を対象にインターネットで実施した。期間は2月16〜17日、有効回答数は500人(女性339人/男性161人)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
脱げない靴下をつくりたい――と考案した「はかないくつした」が話題 逆転の発想はどう生まれたのか
「靴下のかかとが脱げやすいなら、いっそなくせばいいのでは?」――そんな思い付きから生まれたのが、ナイガイ(東京都港区)の「はかないくつした SUASiC(スアシック)」(1足880円)だ。
オートミールを茶碗によそって箸で食べる!? 日本市場を狙うケロッグの意外すぎる作戦
日本ケロッグは9月15日、「粒感しっかり オートミールごはん」を発売した。同社の執行役員でマーケティング本部長の山田実さんによれば、日本のオートミール市場規模はこの4年で約10倍以上に急成長しており、2021年は623億4000万円にのぼるという。この急拡大は、オートミールならではの食べ方「米化」が要因だ。
「セカンド冷凍庫」が一躍人気になっている“なるほど”な理由 シャープに聞いた
「セカンド冷凍庫」が注目を集めている。家にもう1台冷凍庫を置くというと、部屋が手狭になるなどマイナスな印象を受けるかもしれないが、直近2年間で国内出荷台数は2倍近くに急増。人気の背景には、食品買いだめやコストコなど大容量商品の人気上昇のほかにも、追い風があるようだ。詳しい理由をシャープに聞いた。
もはやオシャレ家電? 人気の「セカンド冷凍庫」しのぎ削るメーカー、焦点は2つ
食品買いだめやコストコなど大容量商品の一般化、ふるさと納税の返礼品などを追い風に、人気上昇中の「セカンド冷凍庫」。各社の人気セカンド冷凍庫を分析すると、ある特徴が見えてくる。キーワードは、「スリム」と「大容量」だ。
異例の350万本突破 リップモンスターが口紅市場で“モンスター級”になれた理由
コロナ禍により、化粧品市場は大きな打撃を受けた。2020年は6670億円(前年比88%)と大きく落ち込み、21年もほぼ同水準となった。最大の要因はメークアップ化粧品で、特にファンデーションや口紅など、マスクを着用すると崩れたり隠れたりしてしまうカテゴリーの落ち込みが大きくなっている。こうした状況にあって、累計販売本数が350万本突破するほどの人気商品となっているのが、KATEの落ちにくい口紅「リップモンスター」だ。

