激化する“即戦力”採用 求職者がスカウトや面談に求めていることは?:ビズリーチ調べ
転職サイトを運営するビズリーチの調査によると、中途採用担当者272人のうち、88.2%が「即戦力人材の採用の難度が高まった」と感じていることが分かった。
「即戦力」の争奪戦が激化している。転職サイトを運営するビズリーチの調査結果によると、中途採用担当者272人のうち、88.2%が「即戦力人材の採用の難度が高まった」と感じていることが分かった。2021年調査時と比較すると11.1ポイント増加しており、優秀な人材の獲得競争がさらに加速していることがうかがえる。
人材の「売り手市場」が続くことで、企業起点の採用も進む。企業が採用したい人材に声をかけるスカウトを受け取った経験のあるビジネスパーソンのうち、86.6%がスカウトをきっかけに、企業への興味・関心や転職意欲が高まったことが分かった。スカウトの送信者については、「経営者」「事業部門責任者」から届くと魅力的に感じるビジネスパーソンが多かった。
採用選考の前段階としてカジュアル面談が一般的になる中、求職者が同面談で得たい情報としては、「業務内容や期待される役割」(74.3%)が最多となった。以下、「自身にスカウトを送った理由」(48.6%)、「会社や組織のビジョン」(40.7%)と続く。
採用活動における人事・採用部門と事業部門との役割分担について聞いたところ、事業部門が実施している項目では「1次・2次面接」(82.6%)、「人材要件・応募要件の設計」(68.5%)など選考に関する内容が高い結果となった。一方、「スカウトを送信する候補者の選定」は52.3%、「スカウト文の作成」は40.4%にとどまった。
今回の調査は、ビズリーチを導入している企業の中途採用担当者272人とビズリーチ会員693人を対象にインターネットで実施した。調査期間は2月13〜19日。
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