相鉄線で家賃が上がっている駅 3位「南万騎が原」、2位「相模大塚」、1位は?
3月18日に相鉄・東急新横浜線が開業したことを受け、不動産や住宅情報のポータルサイトを運営するLIFULL(東京都千代田区)は、賃料が上がっている相鉄線の駅ランキングを発表した。
3月18日に相鉄・東急新横浜線が開業したことを受け、不動産や住宅情報のポータルサイトを運営するLIFULL(東京都千代田区)は、賃料が上がっている相鉄線の駅ランキングを発表した。1位は「ゆめが丘」(+1万3518円)で、賃料の上昇率は124.6%だった。2位は「相模大塚」(+1万2337円)、3位は「南万騎が原」(+9115円)と続く。
1位は「ゆめが丘駅」、賃料の上昇率は124.6%
1位の「ゆめが丘」は、「田んぼや川が近くにあり、静かに暮らしたい人に向いている」と評価される一方で、「娯楽施設が少ない」「買い物が不便」という声も寄せられた。
同社は、「新横浜線の開業に伴い、自然豊かな環境を残しつつ開発を進めるとの意向もある。当面は交通利便性が向上した長閑な街を楽しむことができるだろう」と推測する。
2位の「相模大塚」は、トップ5で唯一の相鉄本線の駅。交通利便性の高い「大和」(平均賃料6万3429円)より賃料水準が安価だったが、今回の開業に合わせて賃料が急上昇し、「大和」とほぼ同じ水準になった。また、ファミリータイプの賃貸物件が多いことも評価された。
3位の「南万騎が原」は、横浜市と相鉄グループによるリノベーションプロジェクトによって駅周辺の開発が進められており、豊かな自然と良好な住環境の双方を享受できるところが要因となった。4位以下は「緑園都市」(+7623円)、「弥生台」(+6260円)だった。
全駅の平均賃料推移と特急・通勤特急停車駅に絞った平均賃料推移を比較すると、全駅では1年間で平均5.5%の賃料上昇があったのに対し、特急・通勤特急停車駅は2.9%の上昇にとどまった。
同社は、「開業前の賃料の値上げは頭打ちであったことになり、開業後にその効果が実感されるようになると、再び特急・通勤特急停車駅の賃料から先に上昇する可能性が高いと考えられる」と分析する。
調査は、LIFULL HOME'Sに掲載されている築30年以内、30平米未満、駅徒歩10分以内、賃料1万円〜100万円に当てはまる居住用賃貸物件を対象に実施。データ抽出期間は2021年12月〜22年2月、22年12月〜23年2月。
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