リカバリーウェアが15万枚も売れた 成長が続くテンシャル社の強みは2つ:「健康」を追求(2/6 ページ)
ウェルネスブランド「TENTIAL」が、健康意識の高い社会人やスポーツ選手などから注目されている。2万円ほどのリカバリーウェアの累計販売数は15万枚に。なぜこれほど支持されているのか。
主力の「BAKUNE」は睡眠中に疲労を軽減
テンシャルは、サッカーのプロ選手を目指していた中西裕太郎氏が18年2月に創業したスタートアップだ。D2Cのウェルネスブランド「テンシャル」として、「SLEEP(スリープ)」「FOOT(フット)」「WORK(ワーク)」の3ジャンルで、健康に特化した製品を多数販売している。
ブランド設立から3年半で50アイテム以上を販売し、主力製品のリカバリーウェア「バクネ」シリーズは、販売から約2年で15万枚を超えるヒットになっている。
同製品は、極小セラミックス粉末を独自配合した特殊機能繊維「SELFLAMER」を使用しており、この特殊繊維が自らの体温を輻射(ふくしゃ:一点から周囲に射出)することで全身の血行が促進され、体の疲労やコリを軽減するという。
「BAKUNE Dry Ladies(バクネ ドライ レディース)」を着て寝てみたところ、非常に薄い素材でありながら体がポカポカする感覚があった。数日の着用では体の疲労が改善されている確かな実感はなかったが、試しに上は一般的なカットソー、下はバクネ ドライ レディースで寝てみると、下半身のほうが温まっているのは感じた。
現在10アイテムがそろうインソールには、特許技術の「キュボイドバランス理論」を採用している。足の中で核となる「立方骨」という骨を押し上げ、足裏にアーチができることで指先に正しく力が入るようにする。その結果、体幹と姿勢が安定するという。
「Ladies INSOLE(レディース インソール) produced by オガトレ」を購入して1カ月ほど使用したところ、元々備えられていたインソールよりも、だいぶ歩きやすくなった感覚があった。
関連記事
- ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
どうやら「高級食パン」のブームが終わるようだ。最近、さまざまなメディアがこのように報じているわけだが、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか。その背景には、2つの理由があって……。 - バーガーキングがまたやらかした なぜマクドナルドを“イジる”のか
バーガーキングがまたやらからしている。広告を使って、マクドナルドをイジっているのだ。過去をさかのぼると、バーガーキングは絶対王者マックを何度もイジっているわけだが、なぜこのような行動をとるのか。海外に目を向けても同じようなことをしていて……。 - 「世界一勤勉」なのに、なぜ日本人の給与は低いのか
OECDの調査によると、日本人の平均年収は韓国人よりも低いという。なぜ日本人の給与は低いのか。筆者の窪田氏は「勤勉さと真面目さ」に原因があるのではないかとみている。どういう意味かというと……。 - 「男女混合フロア」のあるカプセルホテルが、稼働率90%の理由
渋谷駅から徒歩5分ほどのところに、ちょっと変わったカプセルホテルが誕生した。その名は「The Millennials Shibuya」。カプセルホテルといえば安全性などを理由に、男女別フロアを設けるところが多いが、ここは違う。あえて「男女混合フロア」を取り入れているのだ。その狙いは……。 - 「70歳まで会社にしがみつく人」が結局、会社を弱体化させてしまうワケ
定年を引き上げるニュースが相次いでる。現行の60歳から65歳にする企業が増えてきているわけだが、筆者の窪田氏はこの動きに懸念を抱いている。「長く働くことができていいじゃないか」と思われたかもしれないが……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.