インタビュー
ドローン配送は「日常風景」になる――地方自治体が直視すべき物流DXの必然性:実証実験で見えた光景(1/3 ページ)
過疎地域において、既存の物流システムが破綻する未来は迫っている。エアロネクストは、「新スマート物流」の社会実装に向け実証実験を進める企業の一つ。同社代表に、ドローン配送の「インフラ化」に至るまでの展望と課題、自治体に求められる役割について聞いた。
ドローンが荷物を運ぶ光景は「日常」になるか――。
トラックなどの既存の物流システムとドローン配送を組み合わせて物流の最適化を目指す、「新スマート物流」という概念がある。産業用ドローンの機体設計、要素技術の研究開発などを手掛けるエアロネクスト(東京都渋谷区)は、新スマート物流の社会実装に向け実証実験を進める企業の一つだ。
政府は「デジタル田園都市国家構想」の中に「ドローンを用いた物流サービス、インフラ分野のDX等を推進」を位置付けており、実装への交付金も用意している。
すでに32の自治体とのドローン配送の取り組みを進めて来たエアロネクストの田路圭輔代表に、ドローン配送の「インフラ化」に至るまでの展望と課題、自治体に求められる役割について聞いた。
「限界集落」で目の当たりにした、破綻寸前の物流システム
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