ネットワーク開発などを手掛けるフォーイット(東京都渋谷区)は、副業に関する調査を実施した。副業する目的は、「生活費のため」(53.4%)が最も多く、「貯蓄のため」(40.8%)、「趣味のため」(31.8%)と続いた。
年代別で見ると、どの年代でも上位3項目は「生活費のため」「貯蓄のため」「趣味のため」という結果に。他年代と比較して多かった項目は、10〜20代が「趣味のため」(41.3%)、30〜40代は「貯蓄のため」(46.5%)、50〜60代は「視野を広げるため」(19.3%)だった。同社は「年代によって家族構成が変化し、お金の使い道も変化している」と推察する。
未婚・既婚別では、未婚者では「生活費のため」「貯蓄のため」「趣味のため」などが上回った。既婚者では「スキルアップのため」「視野を広げるため」など自身の能力向上のために取り組む人が多かった。
職業別で見ると、「自営業・自由業」では「生活費のため」(65.3%)や「貯蓄のため」(40.8%)と回答する人が上位を占めた。複業や兼業と捉えて実施していることがうかがえる。
副業に取り組む目的と副業の種類に関係はあるのだろうか。アフィリエイトやブログ運営など、ビジネス的な要素を持った副業は「生活費のため」に取り組む人が多く、デザインや動画編集などクリエイティブな要素を持ったものは「趣味のため」「スキルアップのため」が多いことが分かった。
今回の調査は、事前調査で「副業をしたことがある」と回答した18〜69歳の男女500人を対象にインターネットで実施した。調査期間は3月7〜9日。
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