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「あいてて よかった」「近くて便利」の次は? セブン、50周年で新たな「目指す姿」発表:4つのビジョン(1/2 ページ)
セブン‐イレブン・ジャパンは50周年を迎えたことを記念して、新しい「目指す姿」を発表した。どんな内容なのか。
セブン‐イレブン・ジャパンは4月20日、創業50周年を迎えたことを機に、新たな「目指す姿」(キャッチコピー)である「明日の笑顔を 共に創る」を策定したと発表した。
1973年に同社の前身となる「ヨークセブン」が設立され、74年には東京・豊洲にセブン‐イレブン1号店がオープンした。現在、国内の店舗数は2万1389店(23年2月末時点)まで拡大。47都道府県への進出も完了している。
セブンは、1980年代には「あいてて よかった」、2009年からは「近くて便利」というキャッチコピーを掲げている。広報担当者によると、今後はCMなどで「近くて便利」だけでなく「明日の笑顔を 共に創る」をアピールしていくという。
「近くて便利」が誕生した背景にあるのは、1980年代以降、中小規模の小売り店が減少し続ける一方で、少子高齢化の影響で地域生活に密着した身近な店の役割が高まってきたことだという(出所:同社公式Webサイト)
同社の永松文彦社長は創業50周年記念発表会の場で「これまでは時間や距離の利便性を追求し、質の高い商品を提供することで成長してきた。従来の強みである『便利』だけでなく、今後はさまざまな社会課題の解決を目指していく」と強調した。
永松社長は、世の中が便利になる一方で「生活習慣病の増加」「少子高齢化」「地域の過疎化」「環境問題」といった課題が表面化しているという認識を示した。今後は「健康」「地域」「環境」「人財」という4つのビジョンの実現を目指す。
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