子どもになってほしい「大人像」 2位「失敗しても立ち直れる」、1位は?:保護者1200人に聞いた
AI教材を手掛けるatama plus(東京都港区)は、小学生から高校生の保護者1200人を対象に、子どもに関する調査を実施した。
AI教材を手掛けるatama plus(東京都港区)は、小学生から高校生の保護者1200人を対象に、子どもに関する調査を実施した。保護者が子どもになってほしい大人像1位は「他人とコミュニケーションをうまく取れる」(36%)だった。以下「失敗しても立ち直れる」(30%)、「自分の意見を言える」「主体的に行動する」(同率24%)と続く。
なってほしい大人像(理想)と子どもの性格(現状)のランキングを比較すると、理想2位の「失敗しても立ち直れる」は現状8位、理想4位の「主体的に行動する」は現状11位。一方、「他人とうまくコミュニケーションを取れる」は理想の1位、現状でも2位と大きな差はなかった。
子どもがこれからの社会を生き抜いていくために必要だと思う力については、「他の人とうまくコミュニケーションをとれる」「自分で判断して選んで決められる」が同率1位という結果に。
「他の人とうまくコミュニケーションを取れる」と回答した人からは「相手の意見も聞きながら、自分の意見を伝えることができる力をつけること」(40代女性)など、双方向の対話を重視する回答があった。「自分で判断して選んで決められる」については「宿題などはやれやれとしつこく言わない。自分の責任でやりなさいと伝えている」(30代女性)など、子どもが責任や選択を意識できるようにしているという回答が複数見られた。
同社は、「保護者が自分の子どもにとって重要だと答えた項目は、『失敗しても立ち直れる力』や『自分で決められる力』など、不確実で正解が1つではない令和時代だからこその回答とも考えられる。保護者自身が社会に出て必要だと思っているスキルを、子どもにも期待していることがうかがえる」と分析した。
調査は2022年10月7日〜12日、インターネットで実施した。
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