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なぜ、セブンは300円「スムージー」を推しまくるのか 期待されている大きな役割:戦略を探る(2/2 ページ)
セブン‐イレブン・ジャパンが「お店で作るスムージー」に注力している。24年2月末までに全国拡大を予定しているが、期待されている役割とは?
新たなビジョンにも適合
セブンは4月20日に開催された設立50周年記念発表会の場で、新しいスローガンと、4つのビジョンを発表した。これまでは商品の質や利便性を追求して成長してきたが、少子高齢化や生活習慣病の増加といった社会課題を解決していく姿勢を強く打ち出した。
4つのビジョンの1つには「健康」が含まれる。価値ある商品・サービスを通じて健康な社会を実現するのが目的だ。
具体的にはどういったことをするのか。例えば、公式アプリなどを通じて利用客の健康状態を管理し、適切なメニュー提案をすることを想定している。また、健康に役立つ商品や品ぞろえを拡充する方針も示しており、スムージーもその商品群に含まれる。
セブンには1日約2000万人が来店するが、そのうちの約7割が食品購入を目的としているという。食品に新しい付加価値をつけて、健康志向の顧客に訴求する狙いがある。
いくつもの役割を期待されているスムージーは顧客の支持を得られるか。
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