ニュース
ローソンのユニフォーム、デザインはどう変化した? 初代から現在までを振り返る:狙いを探る(2/2 ページ)
お店でよく見るユニフォームはどういった狙いでデザインされているのか。ローソンの事例を紹介する。
現在のユニフォームは?
ローソン1号店がオープンしてから40年目を迎えたのを記念して、15年には6代目ユニフォームのデザインが発表された(実際に変更されたのは16年3月〜)。
6代目ユニフォームで重視したのは「性別・年代・国籍を問わず、誰にでも似合うデザイン性」だ。コンビニの従業員は若者が中心だったが、外国人、主婦、シニアなど幅広くなってきたことが背景にあった。ユニフォームを着用している従業員の声を反映し、襟の高さやポケットの位置などの機能性を見直し、働きやすさを実現したという。なお、新ユニフォームの機能性を確認するため、15年6月から一部店舗で先行導入している。
以上がローソンにおけるユニフォームの変遷だ。
ここ最近でユニフォームのデザインを変えた企業の事例を見ると、働く人の性別、年齢、国籍、人種などが多様になっているため、誰が着用しても違和感のないデザインを採用するケースが多い。
例えば、びっくりドンキーは店舗のコンセプトや内装に合わせたユニフォームを採用にしていたが、22年10月に男女兼用のジェンダーレスなデザインに変更している(参考記事)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「自信を持って接客してもらいたい」 制服をジェンダーレス化した「びっくりドンキー」「JINS」の狙い
ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」と、眼鏡専門店「JINS」が制服をリニューアルした。コンセプトの一つに「ジェンダーレス化」を掲げる。運営会社にその狙いを聞いた。
レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。
なぜ女子の半分が泳いでないの? ジェンダーレス水着の開発者が語った“忘れられない光景”
フットマークのジェンダーレス水着が話題になっている。性の悩みだけでなく、さまざまな理由で「肌を隠したい」生徒のニーズに対応するのが狙い。開発者にその背景を聞いた。
トイレ利用後に買い物しない人が約4割!? ローソンがトイレの扉にアートステッカーを貼った背景
全国のローソン店舗のトイレ付近に、アートステッカーを貼る取り組みを始めた。トイレをいつもきれいに使ってくれる人への感謝を示す。背景にあるコンビニトイレの課題とは?
ファミレスは危機に陥っている!? サイゼリヤとガストで明暗が分かれたワケ
ファミレスの2大巨頭「サイゼリヤ」と「すかいらーくHD」。すかいらーくの主力であるガストが、サイゼと比べて業績面で苦戦している。背景には何が?
