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学生バイトが毎年600人「卒業」していく――東急ストアの人材難、打開を狙うDX戦略とは人材配置を効率化(1/4 ページ)

東急ストアは4月から「matchbox」を導入。パート・アルバイトの他店舗への「応援」を効率化を目指す。年間で数千万円単位の採用コスト削減に期待。導入経緯を聞いた。

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 スーパーマーケット事業を行う東急ストア(東京都目黒区)は4月から全店舗に、Matchbox Technologies(新潟市)が提供する「セルフソーシング」サービス、「matchbox」(マッチボックス)を導入した。

 東急ストアは、年間で億単位の採用コストがかかっている。一方で学生のアルバイトは卒業シーズンに毎年600〜700人が退職するという。こうした慢性的なパート・アルバイト不足に対して多店舗勤務のデジタル化を行い、「ヘルプ」の効率化でカバーしようという試みだ。


東急ストア中目黒本店(出所:公式Webサイト)

 東急ストアは4月から同社が「クロスオーバー」と呼ぶ、同一人材の複数店舗勤務を促進する。matchboxを導入することで、全店舗のシフトを全てデジタル化して共有、スマホアプリから他店舗へのシフト希望を出せるようになった。

卒業シーズンで「600〜700人」が離職…深刻な人手不足の実態

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