ロイホ、人気「朝食」メニューの特徴は? 強みは「店内調理」「グループのホテルでビュッフェ」:担当者に聞いた(1/2 ページ)
コロナ禍の影響でモーニング需要が高まっている。外食大手のロイヤルホストではどういった朝食を提供しているのか。グループのシナジーや店内調理の強みを生かしている。
コロナ禍の影響でモーニング需要が高まっており、外食大手は朝食メニューを相次いで強化している(参考記事)。では、ロイヤルホストではどういった展開をしているのだろうか。同社の担当者に聞いた。
朝食メニューを提供しているのは約220店舗で、基本的な提供時間は開店〜午前11時となっている(4月26日時点)。このうち、新横浜駅ビル店、横浜駅前店、天神西通り店、八丁堀店、東新宿店、仙台花京院店ではモーニングビュッフェを提供している。
朝食メニューは、オニオングラタンスープ、サラダ、パン、オムレツなどで構成される「ロイヤルホストモーニング」(1045円)をはじめ、「モーニングビーフジャワカレー」(1012円)、「モーニングパンケーキ」(495円)、「朝の和定食」(759円)など幅広いラインアップとなっている。
朝しか味わえないという価値を提供するため、卵料理(オムレツ、フライエッグ、スクランブルエッグ)、フレンチトーストサンド、ブランチプレートなどはモーニング限定メニューとなっている。
では、どんな商品が特に人気なのか。3月8日から1カ月間の出数ランキングを見ると、1位「朝の和定食」(759円)、2位「モーニングプレート(スクランブルエッグ)」(495円)、3位「オムレツプレート」(748円)、4位「モーニングプレート(フライエッグ)」(495円)、5位「ハムとチーズのフレンチトーストサンドプレート」(1408円)となっている。
オムレツはオーダーが入ってから1つずつ丁寧に焼き上げている。また、フレンチトーストは店舗で1枚ずつ漬け込み、焼成しているのが特徴だ。丁寧な店内調理が顧客に支持されているようだ。
同社の担当者はこの結果について「オーダーが入ってから調理する卵料理が人気である。また、朝の和定食(柚子しょうゆで漬け込んだサーモントラウトを焼成)が根強い人気を誇っている」とコメントした。
コロナ禍の影響で、外食産業全体では深夜帯の客数が減り、モーニングやランチの需要が増えたという傾向があった。ロイホでも同様のあったのか質問すると、コロナ禍に起因するモーニング需要増の傾向は見られなかったという。朝食を利用する客層は「比較的ゆっくりと豊かな時間を過ごすお客さま・リピーターが多い印象」(担当者)とのことなので、固定ファンの多さが関係しているのかもしれない。
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