経営者の子、6割超が「継ぐ気なし」 最多の理由は?
M&Aキャピタルパートナーズ(東京都千代田区)は、親が経営者である20代会社員108人を対象に、「経営者の子どもの意識調査」を実施した。その結果、親の会社を継ぐ意思があるのは37.0%だった。
M&Aキャピタルパートナーズ(東京都千代田区)は、親が経営者である20代会社員108人を対象に、「経営者の子どもの意識調査」を実施した。その結果、親の会社を継ぐ意思があるのは37.0%だった。
継ぐ意思がある人に、その理由を尋ねたところ、最も多かったのは「親孝行になる」(45.0%)だった。次いで「経営者になりたい」(40.0%)、「親が経営してきた会社に愛着がある」(30.0%)と続いた。
継ぐ意思がない(63.0%)と回答した人に、なぜ親の会社を継ぐ予定がないのかを聞いた。「親の会社/事業に興味がない」(54.4%)が最も多く、次いで「今の仕事、自分のやりたいことを続けていきたい」(25.0%)、「経営者としての自信・能力が不安」(17.6%)となった。
継ぐ意思がある人に、どのタイミングで親の会社へ入社する予定か聞いたところ、「親が経営する事業と類似する企業または取引先で働いてから」が32.5%、「全く関係がない企業などで仕事をしてから」が25.0%、「金融機関等で働いてから」が15.0%という結果になった。
親が経営する会社を継ぎたいと考えている年齢は、1位は「30〜34歳」(35.0%)、2位は「35〜39歳」(25.0%)、3位は「30歳未満」、「分からない」(12.5%)だった。
会社を継いだ後はどのように経営したいか尋ねると、「現状維持」が32.5%と最も多く、次いで「既存事業に加えて、周辺事業を展開したい」、「既存事業に加えて、新たな事業を展開したい」が同率の25.0%となった。
今回の調査は、親が経営者(個人商店除く)の20代会社員を対象に、インターネットで実施した。期間は4月24〜27日。
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