停滞していた「プレミアムフライデー」が復活!? ミニストップや串カツ田中が続々キャンペーン:「5類」に移行(2/3 ページ)
コロナの感染症法上の位置付けが5月8日から「5類」に移行したことを受け、プレミアムフライデーの企画を復活させる企業が続々出てきた。狙いは?
ミニストップはアプリ企画
コンビニチェーン「ミニストップ」も、5月19日からプレミアムフライデーのキャンペーンを復活させる。
同社の提供するミニストップアプリを使用した企画で、毎週金曜日に対象のおにぎりが30円引きとなるクーポンを提供する。また、毎週の金曜日、土曜日、日曜日に対象のソフトクリームや独自スイーツ「ハロハロ」が50円引きになるクーポンを発行する。広報担当者は「お客さまがプレミアムに感じるようなアプリ企画を実行することで来店増加を促したいという狙いだ」と説明する。
ミニストップは過去にプレミアムフライデーの企画をいくつか実施していた。例えば、通常は200円のアイスカフェラテを100円にしたり、全てのレシートにパフェが50円引きとなるクーポンをつけたりといった具合だ。その中でも、フライドポテトが3個分入って価格が2個分という「バケツポテト」が特に人気だったという。
三陽商会はバーをアピール
三陽商会が展開する「ポール・スチュアート」は、衣料品や雑貨を扱う「Paul Stuart青山本店」(東京都港区)にて、プレミアムフライデーの企画を、5月12日、19日、26日に実施する。
Paul Stuart青山本店は20年11月にオープンした。20年と21年は店舗でのイベントを控えていたが、22年からはバイオリンリサイタルなどを定期的に実施してきた。広報担当者によるとプレミアムフライデーのイベントを実施するのは今回が初だという。
PaulStuart青山本店内にあるバー「The Copper Room」で、プレミアム感のあるスペシャルモヒートを毎週金曜日に提供する。このカクテルは、東京の銀座や六本木で会員制バーを運営するオーナーが発案したもので、同店舗でしか味わえないという。26日にはジャズイベントも予定している。
感染が拡大している時期にオープンした店舗のため、店舗内にバーがあることを知らない人が多かった。そこで、イベントを通してバーの認知拡大を図る。コロナ禍でも来店してくれた顧客や近隣住民をターゲットとしており、毎週金曜日に店舗に足を運ぶと特別な体験ができることをアピールするのも目的だ。
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