東岡崎駅で「商業施設」を計画、どう変わる?:暮らしに溶け込む
名古屋鉄道は、東岡崎駅周辺で進めている再開発事業において、駅南口に直結する商業施設を着工。駅利用者や周辺居住者が気軽に立ち寄れるような「暮らしに溶け込む」施設をつくる。
名古屋鉄道は、名古屋本線・東岡崎駅(愛知県岡崎市)周辺で進めている再開発事業において、駅南口に直結する商業施設の工事に着手した。駅利用者に加えて周辺居住者も気軽に立ち寄れるような「暮らしに溶け込む」施設をつくる。
東岡崎駅は街の中心地にあり、西三河地区のターミナル駅として多くの人が利用している。岡崎城などの観光スポットや市役所も近隣にある。一方、駅ビルは老朽化が進んでおり、63年間営業した駅ビル内商業施設「岡ビル百貨店」は2021年に閉店している。
再開発は、北口エリアと南口エリアの2カ所で実施。飲食店が軒を連ねる北口エリアでは、駅ビルを解体して8階建ての複合施設を建設する計画。27年度内に着工予定となっている。
今回着工した南口エリアは、北口とは対照的に住宅地が広がる。「立ち寄る」という意味を込めた「Swing-by Higaoka Life」をコンセプトに掲げ、閑静な街並みとなじむような3階建ての商業施設を建設する。24年春に開業予定だ。
テナントは約15店舗を予定。駅利用者や周辺に暮らす人たちの利便性を高めるため、飲食や物販、サービスなどの店舗を想定している。施設内では中央部にエスカレーターを設置することで、各フロアに到着するたびにさまざまな店舗が目に入るようにする。各店舗の外観にも個性的なデザインを取り入れ、歩いて巡る楽しさを感じられる施設を目指す。
また、南口の近隣には徳川家康の産土神(うぶすながみ)として知られる六所神社があることから、駅から商業施設を経由し、六所神社の参道に至るまでの動線を自治体と連携して整備していく計画だ。観光客などが歩いて楽しめるようにする。
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