調べものをしたいなあ 「ChatGPT」を使う人はどれくらい？

ナイル（東京都品川区）は、「ChatGPTと検索エンジン使用時の検索行動に関するアンケート調査」を実施した。

[秋月かほ，ITmedia]

　何かを調べたいときに「ChatGPT」を利用する人は16.6％。そんな結果がナイル（東京都品川区）の調査で分かった。「検索エンジン」を利用する人は73.5％、「SNS」を利用する人は52.4％だった。

「ChatGPTと検索エンジン使用時の検索行動に関するアンケート調査」の結果は？（画像はイメージ、提供：写真AC）

何か調べたいときに、利用したことがあるもの（以下「ナイルのマーケティング相談室調べ」、出典：プレスリリース）

　また、検索時にChatGPTを利用したことがある人のうち、ChatGPTで得た回答に対して、正否を確かめるために検索エンジンを使用した人は、79.7％だった。

ChatGPTで得た回答に対して、正否を確かめるために検索エンジンを使用したことがあるか

ChatGPTと検索エンジンの利用目的

　ChatGPTと検索エンジンそれぞれの利用目的を尋ねたところ、どちらも1位は「趣味に関すること」（ChatGPT：52.6％、検索エンジン：67.5％）、2位は「仕事、勉強の情報収集」（同：42.3％、同：54.5％）だった。

ChatGPTと検索エンジンそれぞれの利用目的

　3位以降は、ChatGPTは「プログラミング言語」（37.3％）、「歴史」（28.0％）、「悩み」（27.3％）、検索エンジンは「ニュース」（41.1％）、「知らない言葉、人物」（40.7％）、「料理のレシピ」（39.2％）と大きく異なった。

回答を得られるまでの質問回数

　ChatGPTと検索エンジン、それぞれの回答を得られるまでの行動を聞くと、ChatGPTでは「2〜3回質問を続けた」（47.7％）、検索エンジンでは「1回の質問で答えが出た」（39.1％）が最多となった。

ChatGPTと検索エンジン、それぞれの回答を得られるまでの行動

　調査は5月1〜8日、全国の20〜40代の男女2204人を対象にインターネットで実施した。