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どうしてそんな名前に? 「誰も傷つけたくないスポンジ」ウエルシアが考えた理由:独自のPB商品(2/3 ページ)
ウエルシア薬局が自社のPB商品にユニークな名前をつけている。「誰も傷つけたくないスポンジ」はSNSで話題になった。その背景は?
個性的な名前にしている狙い
ウエルシア薬局が展開しているPBに「からだWelcia」「くらしWelcia」がある。ユニークな名前の商品はこのブランドに多い。
からだWelciaは、ヨーグルトやナッツといったように、口に触れるものや肌にふれるものが中心だ。また、くらしWelciaはレジ袋やスポンジなどで構成されており、「生活に便利、快適、安心をお届けする」としている。
これらのブランドメッセージは「いいものは、いいひとだ。」となっている。担当者は「『商品=人』と考えています。ですので、からだWelcia、くらしWelciaのブランドを作るとき、『人格』をつくることを意識しています」と説明する。
血の通った人の温かみがある商品名にするため、話し言葉や生活者との距離を縮めるような言葉を使用しているという。また、商品自体に「こんな特徴があるよ」とアピールしてもらう狙いがある。
これらブランドの開発にはクリエイティブディレクターの戸田宏一郎氏と、コピーライターの岡本欣也氏が関わっている。岡本氏は意識していることについて「商品が人のように、売り場で生活者を引き付けるよう、話し言葉を使ったネーミング、だじゃれのようで、生活者との距離を縮めてくれるようなネーミングを採用している」と説明している(出所:流通ニュース)。
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