「脱コロナ」で増えた出社頻度 約3割が「身体の不調」「仕事量の増加」を実感:コロナ禍入社の社会人に聞いた
脱コロナの動きが加速する一方で、コロナ禍に入社した約3割が「身体の不調」を感じている。そんな結果が、ピップ(大阪市中央区)が実施した調査で分かった。背景には、出社頻度の変化があるようだ。
脱コロナの動きが加速する一方で、コロナ禍に入社した約3割が「身体の不調」を感じている。そんな結果が、ピップ(大阪市中央区)が実施した調査で分かった。背景には、出社頻度の変化があるようだ。
昨年までと比較し、出社の頻度が変化したか聞いてみると、「変わらない」(71.0%)が最も多かった一方で、「出社の頻度が増えた」が21.7%に上った。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、オフィス回帰の動きも一定数あることがうかがえる。
出社の頻度が増えたと回答した人に、出社の頻度が増えたことによる良い変化を尋ねたところ、「コミュニケーションが取りやすい」(58%)が最多となった。以下、「身体を動かすようになった」(37%)、「オンオフの切り替えがしやすい」(28%)と続いた。
一方、出社の頻度が増えたことによる悪い変化については、「通勤時間の発生」(54%)、「身体の不調」(33%)、「自分以外の仕事が増える」(25%)が上位を占めた。「身体の不調」が約3割いたことに対し、同社は「満員電車での通勤や睡眠時間の減少による生活リズムの変化に加え、他の人の仕事を振られる機会が増える、上司や先輩の目が気になるなどの精神的なストレスも影響していると考えられる」と分析する。
現在感じている体の不調の具体的な症状について聞くと、75.8%が「首・肩のコリ」と回答した。そのほか、「寝不足」「眼精疲労」(同51.5%)、「足のむくみ」(33.3%)、「頭痛」(27.3%)と続いた。
調査は5月12〜18日、1都3県在住で2020年〜22年に社会人になった20〜30代の男女641人を対象にインターネットで実施した。
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