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実際よりも給料を“盛って”いる? 定額残業代を導入する企業の思惑(1/3 ページ)

残業手当対策として導入している企業も多い「定額残業代」。サービス残業のような違法性は全くないものの、「なんだかおかしい」と感じているビジネスパーソンもいるのではないでしょうか。

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 新型コロナウイルスの5類移行で、オフィス街に人が戻ってきました。出社するとどうしても問題になるのが残業です。昭和時代ならサービス残業が一般化していましたが、今はそういう時代ではなくなりました。

 代わって企業の残業手当対策として浮上してきたのが定額残業です。サービス残業のような違法性は全くないものの、「なんだかおかしい」と感じているビジネスパーソンもいるのではないでしょうか。

定額残業代、合法だがおかしなその仕組み

 定額残業とは「月給は○○円である。うち○○円は○○時間分の残業手当であり、実際の残業時間がこれより少ない場合でもこの金額を支払い、実際の残業時間がこれを超えた場合は差額を支払う」というように、一定時間分の残業手当を常に支払い、残業が、取り決めた時間をオーバーした場合は差額分を支払うという制度です。

企業側の思惑とは?

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