「ひんやりグッズ」需要高まる、ドンキが注力 風力1.5倍のハンディファン、電動ネッククーラー:猛暑に商機 「ひんやりグッズ」の狙い(1/2 ページ)
ドン・キホーテは今夏に向けてどんな「ひんやり」商品を売っていくのか。都内の商品展示会で開発担当者に話を聞いた。
猛暑に商機 「ひんやりグッズ」の狙い:
電気代高騰や猛暑を背景に企業が「ひんやりグッズ」に商機を見いだしている。ヒットしている商品はどのようにして開発されたのか? 売り場のトレンドはどうなっているのか? 消費者のトレンドや開発の舞台裏に迫る
ドン・キホーテは6月5日、プライベートブランド(PB)商品の展示会を開催した。会場では暑さ対策グッズが特に目立った。同社はコロナ禍の影響が落ち着いてきたため、キャンプやスポーツ観戦で利用する「ひんやりグッズ」の需要は確実に高まると見ている。企画担当者に主要商品の訴求ポイントを聞いた。
ドンキは、PBの「情熱価格」より「ダブルブレードハンディファン」(2178円)を発売している。風を集める後ろの羽根と風を送り出す前の羽根の2層羽根になっており、同社が従来販売していたハンディファンと比較して風力が1.5倍になっているのが特徴だ。風量は3段階調整可能。また、USB充電式によりコードレスで使用できるようにした。
担当者によると同商品は一般的なハンディファンの買い替え需要を狙っているという。5年ほど前からハンディファンが普及し始めており、所有している人が増えていると分析。「バッテリーが劣化してきたから、そろそろ新しいのを購入しようかな」と考える層に対し、風量の強さをアピールする。
アウトドア需要などを見込んだ「強靭アーマータフファン」(5478円)は、「耐衝撃」「防塵防滴性能」を売りにしている。衝撃を吸収するラバーボディーが、米国国防総省の物資調達基準「MIL規格」をクリアしているという。高さ1.22メートルから製品を26方向で合板(ワラント材)に落としても、機器が正常に動作するという。
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