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「7%割引カード」でコア層維持 「餃子の王将」が過去最高売上を達成しているワケコロナ禍も克服(4/4 ページ)

「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの業績が絶好調だ。テークアウトやデリバリーに注力し、コロナ禍も乗り切った。コアなファンを維持する割引カードの戦略とは?

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デリバリー強化、関東・関西を中心に出店

 今後の方針について見ていこう。

 国内1000店舗体制も見据えている餃子の王将は、ロードサイドや都市部などエリアにこだわらず、関東・関西の高人口地域を中心に出店を継続すると発表している。

 コロナによる影響はほぼ無くなりつつあり、都市圏での拡大は続くかもしれない。そのうえで同社はコロナ禍で伸びたデリバリーを新たな市場として定め、デリバリー・テークアウト専門店「餃子の王将 ジョイ・ナーホ」の出店を強化するとしている。同業態店は21年6月に第1号店、22年10月に第2号店がオープンし、いずれも都内に店舗を構える。


「餃子の王将 ジョイ・ナーホ」(出所:プレスリリース)

「餃子の王将 ジョイ・ナーホ」(出所:プレスリリース)

 コロナが収束しつつあるなかデリバリー専業がどこまで伸びるかは未知数だが、宅配ピザのように“宅配中華”の市場を新たに開拓できれば、新業態店は従来型店舗に代わる王将フードサービスの新たな稼ぎ頭となることだろう。

著者プロフィール

山口伸

化学メーカーの研究開発職/ライター。本業は理系だが趣味で経済関係の本や決算書を読み漁り、副業でお金関連のライターをしている。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー Twitter:@shin_yamaguchi_


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