中国人が日本で訪れたい場所 2位「関東」、1位は?:懸念点は
海外向け決済サービスなどを手掛けるインタセクト・コミュニケーションズは、中国で「訪日意欲のアンケート調査」を実施した。訪日理由の1位は……
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
海外向け決済サービスなどを手掛けるインタセクト・コミュニケーションズ(東京都千代田区)は、中国で「訪日意欲のアンケート調査」を実施し、1043人から回答を得た。訪日理由の1位は「観光地に行きたい」で、訪れたいエリアでは「北海道」の人気が高かった。
訪日理由を尋ねると、1位が「観光地に行きたい」(90.4%)で、2位が「日本食を食べたい」(80.7%)、3位が「日本で買い物をしたい」(68.1%)だった。
訪れたいエリアについては、「北海道」(33.6%)の人気が高く、次いで「関東」(25.4%)、「九州」(12.6%)、「近畿」(11.4%)だった。
2022年秋に同社が実施したアンケートでも訪日目的は「買い物」より「観光」を希望する人が多く、今回の調査でも引き続きその傾向がみられた。
「ビフォーコロナ」と「アフターコロナ」で訪日意欲に変化があったかを聞くと、「訪日意欲が上がった」と答えたのは44.4%、「変わらない」が26.9%、「下がった」が28.9%だった。
訪日時の懸念点を尋ねると、「言葉が通じない」(206人)が最も多く、次いで「文化的衝突」(145件)、「便利な決済方法がない」(133件)と続いた。
日本関連の情報収集を何で行っているかの設問では、「Douyin(中国版TikTok)」(55.6%)が最も多く、次いで「RED(中国版インスタグラム)」(53.8%)とSNSが上位を占めた。
調査は中国本土の25〜49歳以上を対象に、5月23〜24日に実施し1043人から回答を得た。
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