学生はインターンシップでここを見る 2位「社員同士の仲の良さ」、1位は?
ハースト婦人画報社(東京都港区)は、20代学生を対象に「就職活動とインターンシップ」に関する意識調査を実施した。
ハースト婦人画報社(東京都港区)は、20代学生を対象に「就職活動とインターンシップ」に関する意識調査を実施した。インターンシップに参加するとしたら、企業のどのような点に注目したいか聞いたところ、「社員の雰囲気・オーラ」(72.3%)が最多となった。
以下、「社員同士の仲の良さ」(57.2%)、「社員が休日にちゃんと休んでいるか」(55.5%)と続いた。社員の人となりやワークライフバランスの実情など、求人票の情報だけでは見えづらい点を体感できることがインターンシップの利点と考える学生が多かった。
学生が持つ就職活動への要望は?
就職活動に関する疑問や要望があるか尋ねたところ、「決まった時期に新卒一括採用するのではなく、通年採用してほしい」(36.5%)、「リクルートスーツではなく、自分らしい服装・髪型での就活をしたい」(31.7%)が上位を占めた。
3位の「企業とのやりとりはメールよりSNSのダイレクトメッセージがよい」や、5位の「エントリーシートではなく、動画や写真などで自由に自己PRしたい」という声も聞かれ、SNSを身近なツールとして育ったデジタルネイティブ世代ならではの意見がみられた。
企業に関心をもつきっかけは?
企業に関心をもつきっかけとなる情報源について聞いたところ、1位は「就活ナビサイト」(49.6%)、2位は「企業説明会」(42.9%)、3位は「インターンシップ」(42.5%)となった。就活ナビサイトで広く企業の情報を収集し、個別の企業説明会やインターンシップで企業の中の人の声を聞いて企業理解を深めている傾向が見られた。
ここでも5位にランクインしたのが「SNS」(32.9%)で、「もっと手軽に生の声を聞きたい」「情報をもっと身近に感じたい」という学生たちにとっては、InstagramやTwitterなどのSNSも就職活動に有用なツールとなっているようだ。
調査は4月28〜29日、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、兵庫県、京都府在住の20代の学生1050人を対象に、インターネットで実施した。
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