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「ピーク・エンドの法則」を使うと仕事が速くなる
会議やミーティング、プレゼンやコンペなど、仕事のあらゆる場面で「話す」ことや「説明する」ことが重要な役割を果たしています。
聞き手の感情を動かして、確実に成果を出すためには、2つのポイントを知っておくと成功率が高まります。
ひとつは、相手に最も伝えたい部分を集中的に詳しく話すように意識すること。
もうひとつは、話の最後に改めてメリットを強調して締めくくることです。
これは2002年にノーベル経済学賞を受賞した行動経済学者ダニエル・カーネマン氏が提唱した「ピーク・エンドの法則」と呼ばれるもので、私もプレゼンやコンペの際には意識して活用しています。
ピーク・エンドの法則とは、「人はある出来事に対して、最も感情が高まったとき(ピーク)の印象と、最後の印象(エンド)だけで、全体的な印象を判断している」というものです。
逆の見方をすれば、ピークでもエンドでもない部分は、どんな内容の話をしても、ほとんど印象に残らないということになります。
人に何かを伝える場合には、最も大事なメインテーマを浮き彫りにして、最後にそのメリットを強調することが重要です。
それ以外の話にいくら時間をかけて準備をしても、その大半が相手の印象には残りませんから、準備の時間を節約するためにも、メリハリの利いた考え方をすることが大切です。
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